研修概要-2022
について
近年の歯科医学の進歩、歯科材料の革新等によって、歯科医療技術はますます発展している上に、 国民の歯科医療に対するニ-ズも高度・多様化してきている。このような背景から、これからの歯科医療は患者と十分なコミュニケ-ションが取れ、 適切な診療計画の基で治療を行い、予後の予測を確実に行って、単なる疾病治癒のみを目指すのではなく、歯を含めた口腔の諸機能を維持・ 回復させるという総合性が要求される。
こうした状況を踏まえて、歯および口腔の健全な機能が、精神活動をも含めた全身的な健康を支えているという認識を養いつつ、 基本的知識を修得し、技能や態度を習熟させて、歯科という領域を深く掘り下げていくことが歯科医師生涯研修のめざすところである。
歯科医師臨床研修は、この生涯研修のまさに第1歩であり、今まさに到来している少子高齢化社会、疾病構造の変化等に対応できるように 歯科医師の質を確保するための基盤づくりとなるものである。
なお、2014年度から明海大学歯学部・朝日大学歯学部生涯研修部のベーシックプログラムの受講を修了認定の評価項目とし、臨床研修の質の向上を図っている。
研修施設 | 研修方法 | 研修期間 | 定 員 |
明海大学歯学部 | 単独型 | 12ヶ月 (協力研修施設等含む)※ | 40名 |
付属明海大学病院 |
※協力研修施設(埼玉県内老人病院、保健所、近隣の保健センタ-等での研修)
明海大学病院内の歯科口腔外科、麻酔科(手術含む):2週間以内の研修
4月~7月 | 8月~11月 | 12月~3月 | 定 員 | |
G1 | 明海大学病院 4ヶ月 (協力研修施設等含む)※ | 4ヶ月 協力型臨床研修施設 | 4ヶ月 協力型臨床研修施設 | 96名 |
G2 | 4ヶ月 協力型臨床研修施設 | 明海大学病院 4ヶ月 (協力研修施設等含む)※ | 4ヶ月 協力型臨床研修施設 | |
G3 | 4ヶ月 協力型臨床研修施設 | 4ヶ月 協力型臨床研修施設 | 明海大学病院 4ヶ月 (協力研修施設等含む)※ |
※協力研修施設(埼玉県内老人病院、保健所、近隣の保健センタ-等での研修)
明海大学病院内の歯科口腔外科、麻酔科(手術含む):2週間以内の研修
研修年 | 研修施設 | 研修方法 | 研修期間 | 定 員 |
1年目 | 明海大学病院 | 複合型 | 4ヶ月 (協力研修施設等含む)※ | 12名 |
明海大学PDI 埼玉歯科診療所 明海大学PDI 東京歯科診療所 明海大学PDI 浦安歯科診療所 | いずれかの施設で、8ヶ月 | |||
2年目 | アドバンスドコース/明海大学PDI 埼玉歯科診療所 12ヶ月 |
※協力研修施設(埼玉県内老人病院、保健所、近隣の保健センタ-等での研修)
明海大学病院内の歯科口腔外科、麻酔科(手術含む):2週間以内の研修
下記ボタンから概要資料をダウンロードいただけます。
- 申 基喆(病院長:管理型 明海大学病院)
- 鈴木 正二(管理型 明海大学病院)
明海大学歯学部付属明海大学病院
埼玉県坂戸市けやき台1番1号
049-279-2733
049-285-6036
申 基喆
歯科、歯科口腔外科、矯正歯科、小児歯科、内科、眼科、耳鼻咽喉科
許可病床数60床、チェアーユニット149台
9時~17時(月曜日~土曜日)
昭和45年 6月 城西歯科大学付属病院を開設
昭和45年10月 城西歯科大学付属病院を増築
昭和63年 4月 大学名の変更に伴い病院名を明海大学歯学部付属明海大学病院と改称
明海大学歯学部付属明海大学病院
明海大学歯学部付属明海大学病院+協力型臨床研修施設104施設
明海大学歯学部付属明海大学病院+明海大学PDI埼玉・東京・浦安歯科診療所
基本習熟コースと基本習得コースを研修期間1年で研修することとする。プログラムPにおいては、さらに1年間のアドバンスドプログラムに移行する。但し、研修目標の到達状況によっては、基本習熟コースと基本習得コースについて、再度研修することがある。
申 基喆(明海大学病院長)
鈴木 正二
荒木 久生、村上 幸生、川田 朗史、門倉 弘志、
林 鋼兵、曽根 峰世、三浦 賞子、深井 智子、松本 篤樹、
園川 拓哉、奥 結香、小林 真彦、荻原 孝、佐々木 会、大高 祐聖、大野 由夏
年3回開催
月1回定期開催
不定期開催
不定期開催
医療安全管理執行部長 星野 倫範
月1回定例
月1回定例
担当者 掛川 智広
担当者 掛川 智広、池田 賢輔
- 1.歯科医師として好ましい態度・習慣を身につけ、患者およびその家族とのよりよい人間関係を確立する。
- 2.全人的な視点から得られた医療情報を理解し、それに基づいた総合治療計画を立案する。
- 3.歯科疾患と障害の予防および治療における基本的技能を身につける。
- 4.一般的によく遭遇する応急処置と、頻度の高い歯科治療処置を確実に実施する。
- 5.歯科診療時の全身的偶発事故に適切に対応する。
- 6.自ら行った処置の経過を観察、評価し、診断と治療に常にフィードバックする態度・習慣を身につける。
- 7.専門的知識や高度先進的歯科医療に目を向け、生涯研修の意欲への動機付けをする。
- 8.歯科医師の社会的役割を認識し、実践する。
「基本習熟コース」については、研修歯科医自らが確実に実践できることが基本であり、臨床研修修了後に習熟すべき「基本習得コース」については頻度高く臨床において経験することが望ましいものである。
個々の歯科医師が患者の立場に立った歯科医療を実践できるようになるために、基本的な歯科診療に必要な臨床能力を身に付ける。
- 1.医療面接
患者中心の歯科診療を実施するために、医療面接についての知識、態度および技能を身に付け実践する。 - 2.総合診療計画
効果的で効率の良い歯科診療を行うために、総合治療計画の立案に必要な能力を身に付ける。 - 3.予防・治療基本技術
歯科疾患と機能障害を予防,治療,管理するために、必要な基本的技術を身に付ける。 - 4.応急処置
一般的な歯科疾患に対処するために、応急処置を要する症例に対して、必要な臨床能力を身に付ける。 - 5.高頻度治療
一般的な歯科疾患に対処するために、高頻度に遭遇する症例に対して、必要な臨床能力を身に付ける。 - 6.医療管理・地域医療
歯科医師の社会的役割を果たすため、必要となる医療管理・地域医療に関する能力を身に付ける。
生涯にわたる研修を行うために、より広範囲の歯科医療について知識、態度および技能を習得する態度を養う。
- 1.救急処置
歯科診療を安全に行うために必要な救急処置に関する知識、態度および技能を習得する。 - 2.医療安全一感染予防
円滑な歯科診療を実施するために、必要な医療安全・感染予防に関する知識、態度および技能を習得する。 - 3.経過評価管理
自ら行った治療の経過を観察評価するために、診断および治療に対するフィードバックに必要な知識、態度および技能を習得する。 - 4.予防・治療技術
生涯研修のために必要な専門的知識や高度先進的技術を理解する。 - 5.医療管理
適切な歯科診療を行うために、必要となるより広範囲な歯科医師の社会的役割を理解する。 - 6.地域医療・訪問診療
歯科診療を適切に行うために、地域医療についての知識、態度および技能を習得する。 また、歯科訪問診療を体験する。
「明海大学歯学部付属明海大学病院歯科医師臨床研修評価表」にて指導歯科医師が評価する。
(1)明海大学歯学部付属明海大学病院
(2)協力型臨床研修施設104施設、明海大学PDI歯科診療所(埼玉、東京、浦安)
(3)研修協力施設(保健所等20施設)
- プログラムM,S:2022年4月1日 ~ 2023年3月31日プログラム
- プログラムP:2022年4月1日 ~ 2023年3月31日
(アドバンスドコース:2023年4月1日 ~ 2024年3月31日 )
原則として12:00~13:00
なし
なし
日曜日、国民の祝日、国民の休日、創立記念日(5月17日)
年末年始(12月29日~1月5日の予定)
その他法人が臨時に定めた日
有給休暇:10日
その他の休暇:夏期休暇5日、その他本学規定による
132,000円
15,000円 上限
日本私立学校振興・共済事業団、労働者災害補償保険、雇用保険に加入
病院として加入
ロッカールーム、研修医室、研修センター、図書館、情報センター、歯学教育用シミュレーター、大学食堂
福利厚生施設 野球場、サッカー場、テニスコートなど(大学施設と共用)
毎年1回(5月中旬)
(1) 各学会参加:可(費用:自己負担)
(2) 本学歯学部生涯研修プログラム参加 :可(費用:自己負担)
(3) 歯科医師会等研修会参加 :可(費用:自己負担)
(4) その他の研修会についてはプログラム責任者に申し出る。
〒350-0283 埼玉県坂戸市けやき台1番1号
明海大学歯学部付属明海大学病院 病院事務課 臨床研修係
TEL:049-279-2729(臨床研修係直通)
FAX:049-285-6036
e-mail:mhospital@dent.meikai.ac.jp